介護利用者は増加する流れ

総務省の統計によりますと、65歳以上の高齢者は、人口は3186万人（平成２５年）で、総人口に占める割合は25.0％となり、人口、割合共に過去最高となりました。この割合は今後も上昇を続け、2035年には33.4％となり、３人に１人が高齢者になると見込まれています。

このような長寿大国である日本には、高齢者のいる世帯が年々増加しています。今は介護の必要性がなくても、いつかは介護を受けるかもしれない、といった時期が到来します。このような介護についての一番の問題は、誰が介護を行うのかということです。

利用者の家族の身体的及び精 神的負担の軽減を図る

共働きの夫婦や日中仕事をされている方が、高齢者の介護をするのは困難ですし、介護に付きっきりという方の中には、自分の時間が持てないことに悩みを抱える方も少なくありません。
このような利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るのが、デイサービスです。デイサービスでは利用者が介護施設に日帰りで通い日常的な生活の支援や生活機能訓練、口腔機能訓練が受けられます。また外出して多くの人と触れ合うので、利用者にとっては気分転換になりますし、介護者にとっても自分の時間を確保することができます。